「見る」は充実した毎日の基本!クッキリ見えていますか?
近ごろ何となく見えにくいと感じたら、それは目の機能が衰えている証拠かも。
きちんとケアしてクリアな視界を守りましょう。
"「見る」メカニズム "
目の仕組みはカメラに例えることができます。目から入った光は角膜と水晶体でピントが調整され、網膜に像が映し出されます。その像が視神経を通じて脳に伝えられると、私たちは「見る」ことができるのです。このメカニズムのなかで、加齢の影響を受けやすいのが水晶体や網膜。これらの老化が進行すると、さまざまな目の病気の原因となるので要注意。見えにくくなると生活の質が下がるだけでなく、脳の働きの低下につながるという指摘もあります。
" 目の衰えは加齢だけじゃない!"
近年、若い人でも目の不調を訴える方が増えています。その原因のひとつがスマホやテレビ、パソコンなどのブルーライト。網膜まで達して目の機能に影響を与えるといわれています。また、パソコンなどの作業に集中するとまばたきの回数が減り、涙の分泌量が減少するため、ドライアイに悩む方も。肩こりや頭痛、疲労感など全身の不調につながることもあります。
" クッキリ見るための生活習慣 "
目の衰えを加速させる原因は、毎日の生活のなかに潜んでいます。健康の大敵である過度の飲酒や喫煙は避けたいところですが、まずは自身のライフスタイルを点検して、以下の習慣を心がけましょう。
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目のまわりを温める
蒸しタオルやホットアイマスクを使ったケアを。血流が促され涙の成分が安定します。
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ストレスを溜めない
ストレッチや軽い運動などで全身をほぐし、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
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十分な睡眠をとる
1日で溜まった目の疲れを回復させるためには、しっかり睡眠をとることが大切です。
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外出時は紫外線をケア
目も紫外線ダメージを受けます。外出する時はUVカットのメガネやサングラスで対策を。
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パソコンやスマホ画面から目を離す
作業時間を減らしたり、定期的に休憩を挟むなど、意識的に目を休める時間をとりましょう。
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無理せず老眼鏡を使う
必要に応じて老眼鏡を使いましょう。無理をすると緊張性の疲労から頭痛・肩こりの原因に。
Column
目の健康を守る食事
抗酸化成分を多く含む食品には、目の若々しさを保ち衰えを防ぐ働きが期待されています。積極的に摂りたいのは、ビタミンA、C、Eをはじめ、アントシアニン、ルテインなどを多く含む緑黄色野菜や果物。必要な栄養素が詰まった健康食品の活用もおすすめです。