キーワードは実年齢ではなく〝血管年齢〟
見た目の若さも、健康も、血管年齢で決まります。
しなやかな血管をキープして、はつらつとした毎日を過ごしましょう。
老化した血管は古いゴムホースと同じ
放っておくと怖い、血管の変化
心臓から送り出された血液を全身にめぐらせているのが血管(動脈)です。酸素や栄養を体のすみずみに届けています。
血管は、心臓より拍出される血圧を受けており、弾力性・伸縮性が特に重要です。血管がゴムホース、心臓がポンプのようにしなやかに働き続けることができるのは、エラスチンが存在するからです。エラスチンが減少すると、ハリ、しなやかさ、弾力性などが失われます。
エラスチンは20代でピークを迎え、20代後半から急激に減少することがわかっています。
血管年齢を若く保つには、エラスチンを多く含む食品を摂取することが必要です。牛、豚の赤身部分やハツ(心臓)、手羽先、軟骨、魚(カツオ)などに多く含まれます。
エラスチン配合のサプリメントを上手に取り入れるのも工夫のひとつです。
しなやかさのカギを握る「エラスチン」
血管は内膜、中膜、外膜の3層から成っており、多くのエラスチンが存在しています。
血管を若返らせる3つのポイント
- 食事
- 牛・豚の赤身肉や手羽先、魚(カツオ)など、エラスチンを多く含む食品をたくさん食べましょう。
- 運動
- 軽くでも毎日ウォーキングなどで体を動かすことも重要です。
- 睡眠
- 毎日6〜8時間、規則正しい睡眠を心がけましょう。
血管は努力次第で若返る!
血管が老化する原因は、さまざまです。問題なのは、誰にでも起こる加齢や生活習慣による衰えです。①偏った食事、②運動不足、③コレステロール過多、④睡眠不足、⑤タバコ、⑥ストレス、⑦女性ホルモンの減少...。ひとつぐらいは、思い当たるのでは?
ひと昔前は、これらが原因で血管が硬くなった場合、元に戻らないといわれていましたが、近年ではある程度、改善することがわかってきました。生活習慣を見直して、血管年齢を若返らせましょう。
普段の習慣が血管を救う!
血管年齢を若くするための基本は、「食事」「運動」「睡眠」です。
特に、筋肉を動かすことで、めぐりの改善にもつながる「運動」は軽くでも毎日続けることが大切です。筋肉量が減少する中高年は、筋肉をサポートするといわれるアミノ酸を多く含んだ食事やサプリメントを上手に活用することもおすすめです。
\ 本当?ウソ? /
Q. 血管と"見た目"の若さは比例する!?
A. はい、本当です。
「血管が若いと、見た目も若い」といわれます。しなやかで弾力がある若い血管は、体のすみずみにまでスムーズに血液が流れるので、適切な栄養と酸素がしっかり届くからです。血流が良いと、肩こりなどもしにくくなりますし、何よりポジティブな気持ちになります。
疲労物質がきちんと排出されると、ダルさもたまりにくく、肌や髪の状態もアップ。若々しさを保つには、血管力を高めることが先決です。