冬をアクティブに楽しみたい方必見!エネルギーの素ATP
冬になると元気が出ないのは、身体がエネルギー不足に陥っているからかも。活動的な毎日のために、体内でつくられるエネルギーの素、ATPに注目してみましょう。
冬は代謝が鈍くなるって、それホント?
寒い季節は代謝が下がる...と考えていませんか。ところが、外気温が低い冬は、体温を維持するために、身体はむしろ代謝を高めてせっせとエネルギーを生み出しています。
ただ、生活習慣の乱れやストレス、加齢などの原因から代謝が滞り、十分なエネルギーが生み出せなくなってしまうことも。元気な毎日へのカギを握るのが、エネルギーの素となるATPです。
代謝力チェック!
ひとつでもあてはまる項目があったら、 身体がエネルギー不足になっているのかもしれません!
- 朝なかなか起きられない
- 寝ているつもりなのに疲れが取れにくい
- 肌や髪の調子がイマイチ
- 手足が冷えやすい
- おなかがスッキリしない
全身にエネルギーを供給するATP
ATP(アデノシン三リン酸)とは、アデノシンというヌクレオシドに三つのリン酸が結合したもの。「タンパク質・脂質・炭水化物(糖質・食物繊維)」という三大栄養素のうち、主に糖質を材料としてつくり出されています。 また、すべての細胞のエネルギーの貯蔵と利用にかかわることから「エネルギー通貨」と呼ばれることも。いわばATPは「エネルギーの素」であり、元気や活力の指標となるものです。ただし、貯蔵できる量はごくわずか。このため、体内の細胞では、常にATPをつくり続けています。その細胞内で、効率的に長時間にわたってつくり続けることができる主要な器官がミトコンドリアです。
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細胞とミトコンドリアの構造
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ATP産生の仕組み
ATPはほぼすべての生物の細胞内の呼吸によってつくられ、筋肉を動か したり神経の情報伝達など、ほぼすべての生命活動に利用されます。
栄養バランスのよい食事でATP産生を応援!
ATPの産生には、食品から摂取した栄養素や酸素が必要です。つまり、エネルギー代謝を高めるために大切なのは、適度な運動やバランスのよい食事。ATPの産生に必要な栄養を補うサプリメントなどを試してみるのもひとつの方法です。