リラタイム

ダイエットのポイントをつかんでめざせ、理想のワタシ!

ダイエット

健康的なダイエットのポイントは「食事」「運動」「生活習慣」の3つ。
これをおさえて理想的な体を手に入れましょう。

食事

基本は消費カロリー > 摂取カロリー

摂取カロリー(食べたエネルギー)が消費カロリー(活動等で消費したエネルギー)より多いと、余った分が脂肪として蓄えられてしまいます。これが「太る」理由です。とはいえ、極端な食事制限では、体が必要とする栄養素が不足するため、美肌や健康が損なわれてしまうので要注意。脂質や糖質も健康のためには必要な栄養素なので、極端な摂取制限は避けましょう。

基本は消費カロリー > 摂取カロリー

タンパク質を中心にバランスよく

ダイエットの基本は栄養バランスのよい食事です。なかでもしっかり摂りたいのがタンパク質。タンパク質が不足すると筋肉が落ち、仮に痩せたとしてもリバウンドしやすくなってしまいます。

One Pointタンパク質を効率よく補うにはプロテインパウダーなどの活用もおすすめです。

腸内環境を整える

私たちの腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌が生息しており、この3つのバランスをよい状態に整えることが重要です。善玉菌をサポートする食物繊維や発酵食品を積極的に摂取することを心がけましょう。

腸内環境を整える

運動

有酸素運動&筋力トレーニングで脂肪燃焼

余分な脂肪を燃やすには、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的。一駅手前で降りて歩いたり、遠回りして帰るなど、できることから始めてみましょう。また、安静にしていても消費される「基礎代謝」を高めるためには、筋肉量を増やすことが有効です。

有酸素運動&筋力トレーニングで脂肪燃焼

生活習慣

習慣化して無理なく続けよう!

ダイエットの効果は数日で実感できるものではありません。食べたい気持ちを我慢したり、「やらなくちゃ」と自分を追い詰めてしまったのでは、続かなくて当然です。高すぎる目標を設定せず、生活のなかで習慣化することが大切です。

One Point糖質などの消化プロセスに着目したダイエット茶やサプリメントを活用するのもひとつの方法です。

無茶なダイエットは危険がいっぱい!?

Doctor's ADVICE

肥満による健康リスクやダイエットで気をつけるべきポイントなどを教えていただきました。

『正しい知識を身につける』

らいふサイエンス内科クリニック院長濱屋 貢造はまや こうぞう

肥満の判定には体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められるBMI(Body Mass Index)という指標が世界的に用いられています。

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日本ではBMI22が最も病気にかかりにくい体格で、BMI25以上を肥満、30以上を高度肥満としています。
肥満は高血圧症・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、関節への負担などさまざまな健康リスクを高めます。近年ではメタボリックシンドローム(メタボ)という概念も浸透してきましたが、それ以前から「死の四重奏」と表現されてきたように、肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症の4つの条件がそろうと、これらが互いに悪影響を及ぼし合って動脈硬化を進行させ、心筋梗塞などの虚血性心疾患や脳血管障がいで死亡する危険性が顕著に高くなります。

このような病気を予防する意味においても適正体重をめざしてダイエットに取り組むことは有意義なことです。しかし、極端な食事制限など無茶なダイエットはリバウンドの恐れがあるばかりか、栄養素の不足による筋肉量の減少や免疫力の低下・貧血・便秘・無気力・肌トラブル・ホルモンバランスの乱れなどさまざまな障がいを引き起こします。

健康的にダイエットを行うためには正しい知識を身に付けて、無理のない目標を定め、栄養バランスのよい食事と適正な運動を習慣付けましょう。また、疾患治療中の方は必ず医師に相談のうえ取り組むことも大切です。