東大寄付講座
2015年5月、東京大学大学院農学生命科学研究科に
『食と生体機能モデル学』フォーデイズ寄付講座を開設
東大寄付講座
フォーデイズ株式会社では、これまで健康社会の実現に向けた社会貢献活動を積極的に推進してまいりました。
今回の寄付講座は下記の4つの目的を持って支援させていただいております。
- 健康社会の実現に向けて「健康創造企業」をめざすフォーデイズ社会貢献活動の一環として支援
- 「食」の先端的な研究への支援
- 『食と生体機能モデル学』の推進による新たな学問領域の創成への支援
- フォーデイズ会員さんの亡くなられた元東大農学部教授のご主人様のご遺志を継ぐため
寄付講座の概要
1.設置期間 | 2015年(平成27年)5月1日~2020年(平成32年)4月30日の5年間 |
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2.設置場所 |
東京大学大学院農学生命科学研究科 附属牧場 (茨城県笠間市安居 3145 東京大学附属牧場・研究棟) |
3.寄付講座の名称 |
『食と生体機能モデル学』フォーデイズ寄付講座 (英文名:Laboratory of Food and Physiological Models) |
4.寄附者 | フォーデイズ株式会社 |
5.寄附金額 |
総額 225,000,000円
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6.代表教員 |
東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻長 略歴:1955年生まれ、1985年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士(専門分野/獣医繁殖学、内分泌学)。名古屋大学教授を経て、2012年より現職。 |
7.講座教員 |
東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 略歴:1969年生まれ、東京大学大学院農学生命科学研究科助教を経て、2015年より現職。
医学博士(専門分野/神経生理学)
略歴:1981年生まれ、東京大学特任研究員を経て、2015年より現職。 |
8.本講座の目的 |
さまざまな食品添加物あるいは飼料添加物のはたらきを明らかにするためには、その研究に最適な動物のモデルを用いることが必要です。 本講座では、種々の食品や食品添加物、あるいは飼料や飼料添加物の開発をするために必要な動物モデルを開発するとともに、それら動物モデルを用いた解析を行なうための基礎研究を実施します。 |
9. 研究内容・研究課題 | ネズミなどの小型実験動物、シバヤギやミニブタなどの大型実験動物を用い、電気生理学・内分泌学・分子生物学など多様な実験手法により、たとえばアミノ酸、乳酸菌、カカオ、バニラなどさまざまな食品・飼料としての新たな機能を発見し、そのメカニズムを解析するための基礎研究として、これらの動物モデルと手法をシステムとして確立する予定です。 |
10.期待される成果 |
食品・飼料の機能を開発するための動物モデルや生理機能モデルを開発・公表することで、動物実験の方法を標準化することが可能になり、食品や飼料の機能を表す際の新たな基準が開発されることが期待できます。 また、さまざまな生理機能を視野に入れてモデルを開発することにより、これまで知られていなかった新たな素材の機能性の発見も期待されます。 |