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核酸の研究

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 「核酸」は健康維持に重要な働きを担っていることが明らかになり、近年は、核内に存在するその他の栄養成分も学術的に高い注目を集めています

これまでの研究では、粉ミルクで育てた赤ちゃんにアトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などのアレルギー疾患を発症する割合が、母乳で育てた赤ちゃんに比べて高いことが報告され、母乳の中に含まれる成分に注目が集まりました。そして研究の結果、1997年からはほとんどの粉ミルクに「核酸」成分であるヌクレオチドが添加されるようになりました。現在ではその他の核内物質も、生命活動に必要な栄養成分として研究が進められています。

核酸 DNA ヌクレオチドが高分子結合したもの。摂取したものは主としてヌクレオシドに分解され、小腸から吸収され、生体内ではさまざまな機能性を有する。
RNA 主にタンパク質合成に関わり、ヌクレオチドが高分子結合したもの。摂取したRNAは、主としてヌクレオシドに分解されて吸収される。
核酸関連物質 塩基(ATGCU)、ヌクレオシド(塩基と五炭糖が結合した物質)、ヌクレオチド(ヌクレオシドにリン酸が結合した物質)、またヌクレオシドやヌクレオチドが数個から10数個結合したオリゴヌクレオチドなどの総称。
プロタミン 細胞核内のDNAはプロタミン(タンパク質)と結合した核タンパクとして存在している。
アルギニン プロタミンにかなりの割合で含まれる塩基性アミノ酸。
ポリアミン アルギニンから作られるもので、アミノ基を2個以上有する物質の総称。
大部分は「核酸」と結合している。

プロタミン

DNAが核内でコイル状に巻かれるときの芯となる物質で、精子核特有のタンパク質です。プロタミンは、膵液から分泌される消化酵素「膵リパーゼ」や十二指腸から分泌される「コレステロールエステラーゼ」の活性を阻止して脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きがあります。ダイエットのための栄養成分としても期待されています。

膵リパーゼ活性に対するプロタミンの作用

膵リパーゼ活性に対するプロタミンの作用

生化学実験、分子生物学実験、免疫学実験などで一般的にモデルタンパク質として多用される牛血清アルブミンとプロタミンについて、脂肪分解酵素である膵リパーゼの活性を調べました。牛血清アルブミンに比べて、プロタミンが低濃度でリパーゼ活性を阻害していることが分かります。

<引用>
奥田拓道等、平成2年度 水産物健康性機能
有効利用開発研究の成果概要1-5,40-51(1990)

ボリアミン

ヒトの細胞には20種類以上のポリアミンが存在しますが、その代表が「プトレシン」「スペルミジン」「スペルミン」の3種類です。新陳代謝の基本である細胞増殖の必須因子であるばかりでなく、炎症などの原因となるヒスタミンの発生を抑える働きや、近年では動脈硬化を予防する働きがあるという実験結果が報告されています。

血中スペルミン濃度とLFA-1の関係

血中スペルミン濃度とLFA-1の関係

健康な成人男性ボランティアから採取した血液中のスペルミン濃度と、末梢血単核球のLFA-1発現強度の関係を検討しました。LFA-1はフローサイトメトリーを用いて測定し、血中ポリアミン濃度は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて測定。血中スペルミン濃度が高い人ほど、炎症の原因物質であるLFA-1の発現が抑制されています。動脈硬化は血管の細胞が炎症を起こすことが原因であることから、この実験結果によりスペルミンが動脈硬化の進行を抑制する可能性のあることが確認されました。

<引用>
全国納豆協同組合連合会
(Soda K, http://www.710.or.jp/thesis/01polyamine/06.html

核酸とは

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