このところ、「健康寿命」の延長が求められています。そのために大切なのが、私たちの体の中に備わっている免疫機能です。今回は免疫システムのメカニズムについて学びましょう。
健康寿命の延長に必要な免疫システム
「健康寿命」とは、日常的な介護を必要とせず自立した生活ができる生存期間のことをいいます。健康寿命を延長す るためには、免疫システム、抗酸化システム、遺伝子修復システム、アポトーシスの4つのシステムが必要になります。


自然免疫と獲得免疫

免疫システムには、生まれながら備わっている自然免疫と経験によって体が覚える獲得免疫の、大きく分けて2 種類があります。
獲得免疫は、自然免疫から抗原の情報を伝達され、活性化します。つまり私たちの体は、総合的な防御機構によって守られているのです。
それぞれの免疫システムの役割

自然免疫システムは病原菌などを外見からパターン認識し、情報を獲得免疫システムに伝えます。獲得免疫システムによって分析された情報は、細胞性免疫(ヘルパーT 細胞、キラーT 細胞)や体液性免疫(B 細胞がつくり出す抗体)が対応します。
この中でも体液性免疫は一度感染した微生物に対して次の感染でも抗体を生み出す免疫記憶のシステムを持っています。
免疫活性化に機能する素材

自然免疫を活性化することで、健康寿命の延長をはじめ新型インフルエンザなどの予防効果が期待できると考え、遺伝子栄養学研究所では日々、免疫の活性化に機能する食品素材の研究を行っています。
これまでの研究により、植物由来乳酸菌やベニクスノキタケ、メシマコブ、キマなどが免疫活性化に役立つことがわかっています。


